フィギュアスケートの中国代表選手・金博洋（ジン・ボーヤン。24）が自身の衣装と羽生結弦の直筆サインをある人物に送ったことが話題になっている。

金がプレゼントした相手は、東京五輪の女子シンクロ高飛び込みで金メダルを獲得した17歳の張家斉（ジャン・ジアチー）。今年2月20日に行われた北京冬季五輪フィギュアスケートのエキシビション後のインタビューで、張が試合を見ていたことを記者から聞かされた金は「微博（ウィーチャット）で彼女とつながりたい」と発言。「今日（エキシビション）の衣装がとてもカッコ良かった」との張からのメッセージを聞くと、「プレゼントします。2着あって1着はまだ新しいので」とコメントしていた。

張は4月12日に自身の微博（ウェイボー）アカウントを更新し、複数枚の写真を投稿。写真には、金の衣装を着て自撮りする張の姿や、羽生結弦の直筆サインが入った北京五輪オリジナルはがきなどが写っており、文字による説明はないものの、金からのプレゼントを受け取ったことを報告するものとなっている。

張の投稿には「かわいい」「金博洋の衣装、とてもカッコいい」「（金は）本当に送ってくれたんだね（涙）」といった声や、「家斉も羽生結弦が好きだったの？」「金博洋のコスチュームにユヅのサイン、本当に貴重なプレゼント！」「羽生のサイン、私も欲しいよお！！」「羽生のサイン…うらやましすぎる」「私にも天天（金博洋の愛称）という友人がいればなあ」「羽生のサインなんて買おうと思っても買えないよ」など、羽生のサインをうらやむ声が続々と書き込まれている。

羽生は中国でも絶大な人気を誇り、五輪前には東京五輪体操女子種目別平均台でそれぞれ金、銀メダルを獲得した管晨辰（グアン・チェンシン。17）と唐茜靖（タン・シージン。19）が同五輪の「男神」（男子のスター）にそろって羽生結弦の名前を挙げたほか、女子テニスのリヨンオープン（OP）で優勝した中国の張帥（33）も「ずっと羽生結弦が好きだった」と語るなど、アスリートにもファンが多い。（翻訳・編集/北田）