フィギュアスケートの羽生結弦の意外な一面が、中国のファンを沸かせている。

中国のSNS・微博（ウェイボー）の羽生のファンアカウントは12日、2017-18シーズンの総集編として日本で放送された番組の中から、羽生への屋外でのインタビューを紹介した。

羽生は花壇の縁に腰かけ、「そこに巣があります。僕ハチに詳しいんですけど。小学生の時に家のベランダにフタモンアシナガバチっていう、家に巣をつくるハチがいたんですよ。それで夏休みの自由研究でハチを調べたんです」と明かし、「ハチかわいいです。健気ですよ、本当に。だって、あの子たち巣を守ってるだけですからね」と語った。

この様子に、中国のファンからは「『あの子たちは巣を守ってるだけ』。とっても優しい羽生くん」「私の羽生くんはハチにまで共感するんだ。本当に心が優しくて純粋だね」「ハチを見たら『来ないでえええ』と言う私とは大違い」「彼が親しげに『あの子たち』って呼んでるのが良い」「彼は日常生活に対して100％の愛を注いでいると思う。いつも好奇心にあふれていて、命に対して敬意を持っている」といった声が上がった。

また、「夏休みにハチの研究…」「ハチを真剣に研究って、羽生先生かわいすぎる」「この子は本当に不思議。思考回路が普通の人とちょっと違う」「羽生くんの好奇心は本当に旺盛。しかも好奇心があるだけじゃなく、それを研究しようというんだから、私たちとは違うね」「もっとインタビューを紹介してほしい。スケートだけじゃなく、彼の考え方や想いが好き」といった声も寄せられている。

このほか、同アカウントは中国で最近、同じインタビュー映像に「ハチが勇敢にも僕（羽生）を刺した」との中国語の字幕が付けられたショート動画が出回っているがこれは間違いと注意喚起しており、ファンからは「日本語が分からなかったら誤解しちゃうね」「彼みたいに愛のある人を、ハチは刺したりしないよ」「他にも誤解させるような字幕の間違いがあるよね」といったコメントが書き込まれている。（翻訳・編集/北田）