anomado 2022年4月17日(日) 20時10分
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中国メディアの観察者網に15日、「2022年の失業率が最も高い職業の一つが俳優」と題する文章が掲載された。写真は中国の映画撮影現場。
中国メディアの観察者網に15日、「2022年の失業率が最も高い職業の一つが俳優」と題する文章が掲載された。以下はその概要。
李亜文(リー・ヤーウェン)さんは17年、映画・テレビ番組制作会社の俳優研修クラスを経て本格的にこの業界に入った。最初の2年間、どんな役でも引き受け、ロケの参加日数は毎月20日余り。しかし、21年の撮影の仕事は年間30日ほどにとどまり、同年初めに声がかかったテコンドーがテーマの映画はプロジェクト全体が新型コロナウイルスの影響で先送りされた。
李さんの話は決して個別の事例ではない。今年、大手プラットフォーム各社はコンテンツに関する予算を削り、中間クラスの俳優は失業率が最も高い職業の一つとなった。失業の淵にいる彼らは第二の道を探すことを余儀なくされ、ある人は自ら報酬を下げて、音楽や衣装などの仕事も担当。またある人は積極的に副業を探している。
かつて熱気にあふれていた国内最大の映画スタジオ・横店影視城は今年、異様な静けさとなった。そこで撮影をしている夫から「横店で今撮影中なのはわずか10組前後」と聞いた女優の馬丁(マー・ディン)さんは、「新型コロナの影響が一部の撮影チームに及んだ」と付け加えている。
21年後半から映画・テレビ業界は投資により慎重になり、コストパフォーマンスをいっそう重視するようになった。ネットドラマの脚本を手掛けた馬さんは「予算の削減はネットドラマの常態だがコロナ禍でより深刻になった」と指摘する。また、「人が多く、作品は少ない」という状況から配役の際の条件は以前より厳しい。感染の流行が繰り返され、プラットフォームが予算を引き締める中、俳優らは「人気が出るだろうか」ともはや考えなくなった。参加できる作品がある。それで十分幸運なのだ。(翻訳・編集/野谷)
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