「世界各国で旭日旗を美化する広告」と韓国メディア、ネット民も反発

Record Korea    2022年4月19日(火) 5時20分

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16日、韓国メディア・韓国経済TVは、「日本の帝国主義の象徴である旭日旗を美化するオンライン広告が、世界各国で配信されている」と報じた。資料写真。

2022年4月16日、韓国メディア・韓国経済TVは、「日本の帝国主義の象徴である旭日旗を美化するオンライン広告が、世界各国で配信されている」と報じた。

記事によると、「サイバー外交使節団」と呼ばれる韓国の市民団体VANKは16日、最近カナダやインドなどに住む在外同胞から、「旭日旗をはじめ、『日本海』や『福島農水産物は安全』などの広告が相次いでYouTubeに上がっている」「VANKから抗議をしてほしい」という要請が殺到していると明らかにした。中には「子どもたちが旭日旗の広告を見て格好いいと言っている。腹が立って仕方ない」という声もあったという。

記事は、「日本の外務省が制作した旭日旗の広報映像は、YouTube上で韓国語のものも配信されており、多くの韓国人の怒りを買っている」とし、「VANKは日本が韓国語だけでなく英語で各国のYouTubeに『伝統文化としての旭日旗』と題する映像を流すのは『戦犯旗』である旭日旗の本質をゆがめて美化しようとする悪質な行為と判断している」と報じた。

またVANKのパク・ギテ団長は、「日本が旭日旗の広報映像を流すのは、最近世界的に人気を集めている Apple TV+のドラマ『パチンコ』と関係がある」と指摘しており、同作には、3・1運動や日本の朝鮮米収奪、筑豊炭田などにおける朝鮮人の強制労役、日本軍慰安婦などを含む弾圧された朝鮮人たちの姿や、関東大震災での在日朝鮮人虐殺などの内容が描かれているとのこと。

パク団長は「これは日本が隠蔽(いんぺい)しようとしている歴史の真実が表に現れるのを防ぐための策略」とし、「世界的に影響力のあるYouTubeが、帝国主義による侵略戦争に対する反省と責任から逃れようとしている日本政府の『拡声器』になった」と批判。「被害者である韓国人が、日本の歴史歪曲(わいきょく)を積極的に世界に知らしめる必要がある」とし、各国に住む在外同胞に対し、YouTube上で広告を見つけたら報告するよう呼び掛けている。

また、「YouTubeに対し旭日旗の広告配信の禁止を求める運動に参加してほしい」と依頼し、VANKが制作した旭日旗広告禁止を主張するポスターを、SNS上で友人や家族などに配布し、グローバル請願にも賛同するよう呼び掛けているという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「日本が歴史を歪曲し、侵略と虐殺を美化しようとしていることには、断固とした対応を取るべき」「ちょうどロシアが侵略戦争中だから、侵略戦争に反対する広告を作ってそこに旭日旗を出せばいい」「感情的に対応するのではなく、旭日旗にどんな意味が含まれているのかが理解できる歴史的な史料を探して、YouTubeで持続的に配信しよう」「過去は許したとしても忘れてはいけない。子どもたちへの歴史教育を強化して」などの意見が寄せられている。

一方で、「旭日旗に文句を言う国は韓国だけでは?」「朝鮮時代と今は違うでしょ。今は米国もいるし、日米韓で同盟関係を結ぶべき」など、「過剰反応」とするコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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