バイデン米大統領は5月にワシントンで東南アジア諸国連合（ASEAN）諸国の首脳を招き、米ASEAN特別サミットを開催すると報じられました。米側はその狙いを、自由、安全、つながりのあるアジア太平洋地域の推進だとしています。

これについて、外交部の汪文斌報道官は18日の定例記者会見で、「アジア太平洋地域は協力発展のホットスポットであり、大国のゲーム盤ではない。ASEAN諸国は地域の発展・繁栄を促進するプレイヤーであり、地政学的争いの駒ではない」と指摘しました。

さらに、汪報道官は「現在、アジア太平洋地域の全体で、平和・安定・発展が維持されている。これは価値あることであり、すべての関係者はこの現状を大切にするべきだ。われわれは、米国側がアジア太平洋諸国の平和・協力・ウィンウィンを求める共通の呼びかけに耳を傾け、東アジア地域協力に参加する際には、アジア諸国の政治制度、発展経路、文化的価値を尊重するよう希望する」と示しました。（提供/CRI）