文在寅大統領が「トランプ大統領はよかった」と評価、安倍首相については「評価したくない」

Record Korea    2022年4月27日(水) 14時20分

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26日、韓国・ニューシスによると、文在寅大統領が2018~19年に北朝鮮の非核化交渉を共に進めたトランプ米大統領(当時)について「韓国との関係においては非常によかった」と評価した。資料写真。

2022年4月26日、韓国・ニューシスによると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が18~19年に北朝鮮の非核化交渉を共に進めたトランプ米大統領(当時)について「韓国との関係においては非常によかった」と評価した。

文大統領は26日に放送されたJTBCテレビのインタビューで、「米国内の指導者または世界的指導者としての評価を私がするのは適切でない」としつつ上記のように述べたという。

その理由については「米国世論が北朝鮮との交渉にあまり好意的でなかったにもかかわらず、トップダウン方式で金正恩(キム・ジョンウン)委員長を説得すると考えたことは非常に大胆な発想であったし、それにより朝鮮半島情勢も180度変わった」と説明した。

一方、同期間に日本の首相だった安倍晋三氏については「礼儀正しい人だった」としつつ、「あの方のリーダーシップについては評価したくない」と述べた。また、「安倍政権で日韓関係はさらに悪化し、日本の右傾化が進んだことは明らかだ」との認識を示したという。

尹錫悦(ユン・ソクヨル)韓国新政権発足後の日韓関係については「楽観視できない」と警告。「日韓関係において韓国政府(の態度)は何も変わっていない。金大中(キム・デジュン)・小渕宣言(1998年に当時の金大中大統領と小渕恵三首相が合意した日韓共同宣言)が両国関係の基本であり、それをさらに発展させていくとの立場を守ってきた」とした上で、「変わったのは日本。右傾化が進み、日本の態度が変わった。口では金大中・小渕宣言を継承すると言っているが、実際にはしていない」と指摘したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「同意する」「米国と北朝鮮の間で実利外交をして輝かしい成果を収めた文大統領」「やっぱり合理的な大統領だ。一国の外交トップにふさわしい見識と戦略を持っている」「文大統領の最大の功績は外交。その中でも対日外交が最高だった。次の政権もこの部分は必ず受け継ぐべきだ」「文大統領のように日本にはっきりものを申せる大統領は今後現れるだろうか」「文大統領の一言一言に国のリーダーとしての品格と苦悩が感じられる。文大統領の時代に生きられて幸せだった」など共感の声が上がっている。

一方で「何でも他人のせい」「朴槿恵(パク・クネ)前大統領が結んだ慰安婦合意を無効だと主張し、勝手に破棄したから日韓関係が悪くなったのでは」「日本の右傾化と韓国の左傾化が出会った結果、過去最悪の日韓関係になった」「政治的反日運動をする文大統領に100%責任がある」などと反論する声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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