微博、デマ拡散防止目的でユーザーの所在地表示を強制化―中国

Record China    2022年4月30日(土) 17時30分

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28日、観察者網は、中国版ツイッター・微博がコメント欄にユーザーのIPアドレスに基づく所在地情報を表示するアップデートを行ったと報じた。

2022年4月28日、観察者網は、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)がコメント欄にユーザーのIPアドレスに基づく所在地情報を表示するアップデートを行ったと報じた。

記事は、微博のコミュニティー管理公式アカウントが28日、IPアドレスに基づく所在地表示機能リリースに関する公告を発表したと紹介。「微博は健全かつ秩序ある議論の雰囲気を守り、ユーザーが最短時間で真実かつ有効な情報を得られる権利を保障すべく努めている。事件やトラブルの当事者を装う行為、悪意あるデマ、アクセス数稼ぎを減らし、情報の真実性、透明性を確保するために、今年3月からIPアドレスに基づくユーザーの所在地表示機能を試験的に導入してきた」としたことを伝えた。

そして、試験導入の結果を踏まえて4月28日に微博のアップデートを行い、全てのコメント欄およびユーザーのトップ画面に所在地情報がデフォルトで表示されるようになったことを明かすとともに、ユーザー自身が所在地情報機能をオン、オフすることはできない強制的な機能であると説明したことを紹介している。

また、IPアドレスに基づく所在地表示機能は今日頭条、抖音(TikTokの中国版)、快手、小紅書といった他のSNSサービスでもリリースされていると伝えた上で、中国のネットユーザーからは「デマを確実に減らすことができる」という賛同の声が聞かれる一方で、「個人情報に関わる問題であり、ユーザーの同意を得る必要があるのではないか」との疑問も出ているとした。(翻訳・編集/川尻

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