中国東部の浙江省嘉興市にある中国核工業集団公司の秦山原子力発電所は26日、中国国内で初めて炭素14(炭素の放射性同位体)の大規模な生産を開始しました。

商業用原子力発電所で炭素14を製造するのは、世界で初めてのことです。この方法によって、長期にわたって、安定的かつ大量に炭素14を製造することができるようになりました。

今後、中国の炭素14の年間生産高はおよそ7億9000万円、川上と川下の関連産業の生産高は396億円に達すると見込まれています。現在、中国で使われる炭素14は主に外国からの輸入に依存しており、コストが高く、輸入には不確実性があるという問題があります。

炭素14は放射性を持ち、検出されやすい特徴があり、農業、化学、医学、生物学などの分野で、マーカーとして幅広く使用されています。（提供/CRI）