Record China 2022年4月30日(土) 16時30分
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岸田首相は29日、インドネシア、ベトナム、タイ、イタリア、英国歴訪に出発した。各国首脳との会談での主たるテーマはウクライナ問題で、東南アジアでは中国問題も加わる。写真は内閣府公式サイトより。
岸田首相は29日、インドネシア、ベトナム、タイ、イタリア、英国歴訪に出発した。帰国は5月6日。米国政府系メディアのボイス・オブ・アメリカは、岸田首相の東南アジア首脳との話題の焦点はウクライナ情勢と中国の東南アジア地域における勢力拡大の問題と評した。
記事によると、日本はG7の一員として、東南アジア諸国がウクライナに侵攻したロシアに対する強い措置を望んでいる。現在のところ、東南アジアでロシア制裁に踏み切った国はシンガポールだけだ。岸田首相は出発に際しての共同記者会見で、日本はウクライナにおける「敵対行為の中止」と、「世界経済への影響への対応」を引き続き呼び掛けると述べた。
インドネシアは今年(2022年)秋に開催されるG20の議長国を務める。同国のジョコ・ウィドド大統領は、ウクライナにおける戦争は停止されねばならないと強調する一方で、インドネシアは西側諸国の一部が主張していた次回G20からのロシア排除を退け、プーチン大統領を招待したことが明らかになっている。
インドネシアの首都、ジャカルタに到着した岸田首相は、大統領府での植樹の儀式を終えた後、ジョコ大統領と会談した。岸田首相は東南アジアにおける中国の存在や日本の対インドネシア投資などの問題を話題にしたという。
ジョコ大統領は、日本とは再生可能エネルギーの分野で協力関係を構築したいと述べ、日本企業にジャカルタでのインフラ建設事業にさらに参画することを希望した。
岸田首相は「東シナ海と南シナ海の現状を一方的に武力で変更することに強く反対する」と述べた。中国の動きを指摘していることは明らかだ。中国は東シナ海で領有権を主張する尖閣諸島の周辺海域への公船派遣などを繰り返している。中国はまた南シナ海では、「自国の権利」を主張し、一部の岩礁に大規模な埋め立てを行い、軍事施設を建設した。(翻訳・編集/如月隼人)
ASEANの戦略的なパートナーであるインドネシア、ベトナム、タイ、そして、G7メンバーであるイタリア、英国に向け出発します。 pic.twitter.com/It9HvxyINs— 首相官邸 (@kantei) April 28, 2022
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