ポルシェが中国人消費者に謝罪も、ネット民さらに怒る―中国メディア

Record China    2022年5月4日(水) 7時20分

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1日、中国基金報は、イタリアの高級自動車メーカー、ポルシェの中国での対応が中国ネットユーザーの大きな怒りを買ったことを報じた。

2022年5月1日、中国基金報は、イタリアの高級自動車メーカー、ポルシェの中国での対応が中国ネットユーザーの大きな怒りを買ったことを報じた。

記事は、中国のクレーム投稿プラットフォーム「黒猫投訴」に先日、ポルシェに対するクレームが続々と寄せられ、その内容が「深刻な半導体不足により、本来装備されるはずの電動ステアリングコラムを一時的に手動ステアリングコラムとし、部品が調達でき次第無料で追加取り付けを行うと購入契約書に明記されているにもかかわらず、程なくしてポルシェア側が電動ステアリングコラムの無料取り付けを取り消し、代わりに2300元(約4万5000円)の金券で補償すると言い出した」というものだったと紹介。電動ステアリングコラムの装備には3万元(約59万円)ほどかかると言われていることから、オーナーの不満が噴出したと伝えた。

また、ポルシェ側の方針転換について、オーナー側への告知がなかったと訴えるオーナーもおり、「強盗行為だ」といった強い調子で電動ステアリングコラムの無料取り付けまたは3万元の補償を求める声が止まず、4月27日にポルシェの微博アカウントが実施したライブイベント中にも補償を求める大量のコメントが書き込まれる事態になったとしている。

その上で、ポルシェのプレスセンターが同月30日、この件について声明を発表してオーナーに謝罪するとともに「新型コロナの影響により電動ステアリングコラムに必要な半導体を確保することができず、今年3月末にやむを得ず電動ステアリングコラムの交換計画を断念した」と説明、「影響を受ける顧客の失望を大いに理解しており、速やかに特別作業チームを作って実現可能な解決プランを模索している。解決法が見つかるまでもう少し時間をいただきたい」と呼び掛けたことを伝えた。

記事は、ポルシェ側の説明にネットユーザーは納得どころかかえって怒りを増幅させ、続々と「何も説明していないに等しい」「ポルシェを買うお金がなくてよかった。こんな面倒に巻き込まれるのだから」など、皮肉も混じった批判コメントを残していると紹介した。

ポルシェが発表したデータによれば、21年の世界での納車台数30万1915台のうち9万5671台が中国での納車であり、7年連続で中国がポルシェにとって世界最大の単一市場となったという。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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