日本の新祝日「山の日」は「かわいそうな労働者」の日?海外ネットユーザーの意外な声とは

Record China    2014年6月9日(月) 20時54分

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2016年から「山の日」として8月11日が国民の祝日になることが決まったが、海外のネットユーザーはどのように見ているのだろうか。写真は富士山。

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2016年から「山の日」として8月11日が国民の祝日になることが決まり、日本の祝日は年間16日に増加する。これは、諸外国と比べても多い日数だ。しかし、「日本は休みが多い印象があるか」というと、そうでもない。日本における労働時間は先進国の中でも長く、有給休暇の消化率は少ないからだ。

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ウォール・ストリート・ジャーナルで5月21日に配信された記事では、このニュースを「働き過ぎの日本人のための新しい祝日」と紹介している。富士山が世界文化遺産に登録されてから、海外からの登山客も飛躍的に増えたというが、日本の「山の日」に対して海外のネットユーザーはどのように見ているのだろうか。英語の簡易投稿サイトには以下のコメントが寄せられている。

「みんなで一斉に休んだところで、観光地が混むだけだろう」

「あとは健全な労働環境が望まれる」

「山の日を休みにして、その埋め合わせといって休日に出勤させる会社がどれくらいあるかしら」

「『個人的な休みを取らせてもらえない労働者の日』に改名したらどう?」

一方、韓国のネットでは、「なにはともあれ、休みが増えるのはうらやましい。うちの国も真似してほしい」といった意見も見られている。

海外の、とりわけ個人的な休みやバカンスを取ることが当たり前である文化圏の人々にとってはこのニュースも、それが山の日だろうと川の日だろうと「決められた休日しか休めないなんて…」という感想になるようだ。

せっかく制定した「山の日」が、外から見れば「かわいそうな労働者の日」とあっては、あまりにもさびしい。その日が休暇になろうと、仕事をしていようと、いろいろな人が山に親しみ、山の緑を楽しむきっかけになることを願うばかりだ。

■筆者プロフィール:青竹 文(あおたけ・ふみ)

1985年、東京都出身。14歳のころ何気なく韓国語を始める。自分の言葉で交流をしたいという気持ちから、大学時代は韓国語を専攻し、日韓交流の団体で活動する。現在は、国際交流や韓国語に関わる仕事などをしながら生きている。趣味は手芸。

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