2022年5月6日、韓国・ニュース1は「10日に開かれる尹錫悦（ユン・ソクヨル）氏の第20代大統領就任式に出席する外賓が確定した」と伝えた。

政権引き継ぎ委員会の朴柱宣（パク・チュソン）委員長が会見で発表した。首脳クラスの出席者はシンガポールのハリマ・ヤコブ大統領、中央アフリカ共和国のフォースタン・アルシャンジュ・トゥアデラ大統領、中国の王岐山国家副主席、インドネシアのメガワティ・スカルノプトゥリ元大統領、日本の鳩山由紀夫元首相。

米国からはハリス副大統領の夫のダグラス・エムホフ氏をはじめ、マーティ・ウォルシュ労働長官、アミ・ベラ下院議員、マリリン・ストリックランド下院議員、ベストセラー小説「パチンコ」の著者で作家のミン・ジン・リー氏らが出席する。その他駐韓外交使節143人を含め、総勢約300人の外賓が出席する予定だという。

特に中国の王副主席は、習近平国家主席の右腕と評される人物で、過去の就任式に出席した要人よりも高位だという。朴委員長は「王副主席の出席を心から歓迎する。尹錫悦政権の祝賀の気持ちと、今後の連帯強化という意味ではないか」と述べている。

日本に関しては、日本に派遣した政策協議団が岸田文雄首相の出席を打診したが、不発に終わったと記事は伝えている。朴委員長は「閣僚級が出席する予定で、日本国内の手続きが済みしだい発表する」と説明している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「尹錫悦政権の成功を祈ります。大統領就任おめでとうございます」「5年間の文在寅（ムン・ジェイン）政権の終息だ。宴会をしないと」「文在寅とは次元が違うな」「誰かさんは訪中で冷遇され一人飯を食べていたのに、待遇が違う」「屈辱の現政権とはえらい違いだ」など尹氏肯定のコメントと、「中国副主席が来るぞと大喜び」「人のことは親中勢力だと悪く言ったくせに、自慢するのか」「韓国の格が、この5年間のおかげで無視できないレベルに上がったということだよ」「それで、歴代大統領で最高の予算を組み、国民の血税で豪華な就任式をするの？」など否定的なコメントがそれぞれ多数寄せられている。（翻訳・編集/麻江）