2022年5月5日、配達中に車いすの男性を助けた日本の宅配員の動画が韓国でも話題になっている。

韓国・SBSは同日、日本のとある住宅街で最近撮影された20秒ほどの動画を紹介。動画には、車道と歩道の間の段差に引っかかり身動きが取れずにいる車いすの男性を見た宅配員の男性が、仕事の手を止めて駆けつけ、車いすを押す様子が映っている。宅配員の男性は、車いすの男性が安全に通行できる場所まで移動させると、宅配車の方へ戻った。

この動画がSNSで急速に広がったことを受け、男性が勤務する宅配会社側はSNSを通じて「昨日の弊社社員の行いに対して多くのお褒め、ねぎらいのお言葉をありがとうございます。該当の社員とは連絡がとれており、これまでの他の模範となる取り組み同様、社内での共有を行ってまいります」と明らかにしたという。

韓国のネット上では「優しすぎる」「なんて素敵な人なんだ」「たった数分で人を幸せにしてあげられるんだね」「仕事で忙しいのにかっこいい！」「日本の市民意識は高い」「日本の政府と国民を区別せずに『ノージャパン（日本製品不買運動）』を叫ぶのは同意できない。日本の一般市民の礼儀正しさには感動せざるを得ない」など称賛のコメントが相次いでいる。

その他「韓国の田舎の宅配員もお年寄りの力になってあげている」「確かにこの宅配員は良いことをしたけれど、これがここまで称賛されてしまう世の中になってしまったことが切ない」「こういう場面が当たり前に見られる世の中になりますように」などの声も見られた。（翻訳・編集/松村）