「労働節」の連休に労働を強要、上場ゲーム会社の董事長が辞任―中国

Record China    2022年5月7日(土) 17時20分

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6日、中国新聞網は、中国で「労働節」と呼ばれるメーデーの連休中に時間外勤務を強要したとして、中国の上場ゲーム会社が謝罪し、董事長が辞任したと報じた。資料写真。

2022年5月6日、中国新聞網は、中国で「労働節」と呼ばれるメーデーの連休中に時間外勤務を強要したとして、中国の上場ゲーム会社が謝罪し、董事長が辞任したと報じた。

記事は、ネット上で先日、深セン中青宝互動網絡股フェン有限公司の李瑞傑(リー・ルイジエ)董事長によるとみられるSNSでの会話記録がリークされたと紹介。そこには、メタバース関連製品の開発を進めるために研究チームに4月30日〜5月4日のメーデー5連休の時間外勤務を命じる内容が記載されており、李董事長が「5・1(メーデー連休)は全部働け。不満なら、即刻クビだ」「私もサービス残業する」などと発言していたと伝えた。

そして、メーデー当日の5月1日に同社が微信(WeChat)公式アカウントを通じて「新型コロナなどの影響により、1〜3月期の業績目標を達成できなかった中で、焦った董事長が会社内部のグループチャットで不適切な発言をした。法律法規を厳格に守り、従業員の合法的権利を保障する。そして、今回の不適切な言動に対し、董事長本人も事の重大性を深く認識するとともに反省している」との謝罪声明を発表したことを紹介した。

記事によれば、同社は連休が明けた6日に「董事会はこのほど、李董事長が提出した辞任届を受理した」とし、李董事長が仕事の段取りを理由に董事長を辞任したことを発表したと伝えている。

同社は2003年の設立で深セン証券取引所の創業板に上場している。国内で最も早くオンライゲームの開発、運営、リリースを一体化したゲーム会社の一つと称しており、これまでに「抗戦」「亮剣」「驚天戦神オンライン」などのゲームを発表している。2022年1〜3月期の売上高は6960万元で前年同期比12.86%減、純利益は434万元で同42.06%減と前年同期比で減収減益となっていた。(翻訳・編集/川尻

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