上海市は、今年の大学卒業生が直面している就職難に対し、卒業生の就職促進政策の導入やネット求人の強化などを通して、就職促進活動を積極的に展開しています。

上海市の今年の大学卒業生は22万7千人で、昨年より2万人増え、増加率はこの5年間で最多です。上海市の11の関連部門はこのほど、大学卒業生の就職・起業促進に関する文書を共同で打ち出しました。また、関連部門は、自由貿易試験区や「5つの新城（嘉定、松江、青浦、奉賢、南匯の5カ所で独立した都市機能を備えた『新城』を建設するプロジェクト）」などの重点プロジェクトにおける人材誘致の需要と連携し、新卒者のためにより多くの雇用資源を提供しています。

今年の3月以降、上海では卒業生を対象としたオンライン就職説明会を行うことにより、累計20万以上の雇用ポストを提供しています。また、オフラインでの雇用が正常に行われないことによる悪影響を低減するため、オンラインでの一連の募集活動は8月末まで続ける予定です。その他、各大学は新型コロナ陽性となった学生を中心に、就職難に陥っている学生を対象とした特別就職指導を行う取り組みを実施しています。（提供/CRI）