日本の自動車企業はサプライチェーンの危機をどう解決するか―中国メディア

Record China    2022年5月14日(土) 8時30分

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13日、新華網は、日本の自動車関連企業が新型コロナによるサプライチェーン機器を乗り越えるためにどのような施策を講じているかについて紹介する記事を掲載した。

2022年5月13日、新華網は、日本の自動車関連企業が新型コロナによるサプライチェーン機器を乗り越えるためにどのような施策を講じているかについて紹介する記事を掲載した。

記事は、新型コロナの繰り返しの感染拡大、半導体不足などにより、世界の自動車産業サプライチェーンは再び厳しい試練を迎えているとし、トヨタが5月に日本本土にある工場数カ所について、コロナによる部品供給不足で数日間生産停止することを発表したと伝えた。

その上で、日本企業がサプライチェーン危機を乗り越えるために、代替材料の模索、部品の本土生産実現、サプライチェーンの多様化、部品在庫の前倒し調達といった手段を講じていると紹介。その例としてトヨタは、自動車の重要部品の生産サイクルが非常に長く、自然災害などによる壊滅的な打撃の影響に抗うことが難しいことをすでに意識しており、自動車の重要部品の在庫を定期的に確保するとともに「業務連続性計画」としてサプライヤーに対しても2〜6カ月分の半導体の備蓄を要求したとしている。

また、トヨタのような完成車メーカーだけでなく、日本国内で生産する部品メーカーもサプライチェーン管理方法の改善を通じて自らが自動車生産プロセスにおける「ボトルネック」になることを避けようとしていると説明。ある企業はこれまでの「リアルタイム生産」方式を諦め、比較的早い段階で材料サプライヤーに注文を出し、自身の生産に支障が出ないレベルの半導体や重要部品を確保する取り組みを進めていると伝えた。

記事はさらに、日本の自動車部品メーカーの間では、サプライチェーンを中国にシフトする動きも加速していると指摘。トヨタはこの数年でハイブリッド車の変速機などコア部品の生産を江蘇省常熟市の生産拠点へと移行し、トヨタの部品サプライヤーであるアイシン精機も中国での業務を拡大していると紹介した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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