人民網日本語版 2022年5月14日(土) 23時30分
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12日、四川大地震を生き抜いたブタの「猪堅強」の標本が四川省成都市大邑県の建川博物館で正式に一般公開された。
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2008年5月12日に四川大地震が発生してから今年で14年を迎えた。公開されている統計によると、同地震により6万9227人が亡くなり、1万7923人が行方不明になり、37万4643人が負傷し、1993万300人が住居を失った。そしてその被災者は計4625万6000人に達した。
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今月12日、四川大地震を生き抜いたブタの「猪堅強」の標本が四川省成都市大邑県の建川博物館で正式に一般公開された。
「猪堅強」は、同省彭州市竜門山鎮団山村の村民・万興明(ワン・シンミン)さんが飼育していたブタで、大地震により、がれきの下に36日間閉じ込められていた。しかし、頑強に生き延びて同年6月17日に成都軍区空軍のある飛行学院の兵士によって救出された。
当時、建川博物館の館長は3008元(約5万7000円)でそのブタを買い取り、「猪堅強(幼名・36娃児)」と名付けた。
2008年、がれきの下から救い出されて博物館で飼育されるようになった「猪堅強」を一目見ようと、同博物館には毎日にように多くの観光客が訪れるようになった。
しかし、2021年に同博物館が明らかにした情報によると、人間の年齢に換算すると100歳にもなる14歳になっていた「猪堅強」は足がすっかり弱ってしまい、立ちあがるのもままならなくなり、人が支えてやっと立ち上がることができるといった状態だった。そのため、まもなくこの世を去ることになるだろうとみられていた。
そして、同年6月16日夜10時50分、「猪堅強」は老衰で死に、この頑強に生き延び、長寿を全うしたブタは標本となった。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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