人民網日本語版 2022年5月15日(日) 8時0分
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中国の複数の地域で新型コロナウイルス感染症が散発的に発生している。目下の感染状況が中国経済に与える影響をどのように評価したらいいだろうか。写真は吉林市。
最近、中国の複数の地域で新型コロナウイルス感染症が散発的に発生している。目下の感染状況が中国経済に与える影響をどのように評価したらいいだろうか。
中国国家統計局の党組織メンバーで副局長の盛来運(ション・ライユン)氏はこれについて、「今回の感染症は確かに中国経済に非常に大きな打撃をもたらした。3月には全国の社会消費財小売総額とサービス業生産指数がプラスからマイナスに転じ、生産と物流が滞り、社会全体で貨物輸送量が前年同期比2.2%減少し、宅配便業務量も同3.1%減少した。上海市の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の付加価値額は同10.9%減少し、吉林省は同36.7%減少し、一定規模以上の企業の消費財小売総額は上海が同18.2%減少し、吉林は同69.9%減少した。
感染症は一部の地域の生産・生活に大きな影響を与えたが、全体として見れば、段階的、短期的、外面的な影響にとどまる。感染症対策と経済社会の発展を効率よく統一的に計画配置する政策の効果が徐々に現れるのに伴って、感染症の打撃はこれから徐々に弱まることが期待される。これまで感染症によって押さえ込まれていた経済活動も徐々に再開されて、経済は回復への転換点にさしかかると期待される。5月の状況を見ると、吉林や上海などで感染症が効果的に抑制され、企業活動の再開が秩序よく進められ、電力使用量など一部の先行指標には積極的な変化が見られた。
中国の経済運営を見る場合には、全面的に、弁証的に見なければならず、短期的な変動の「形」以上に、長期発展の「勢い」を見なければならない。短期的に見れば、一部の指標はかなり鈍化しており、これは主に感染症の打撃の結果だ。大局的に見れば、経済が安定して発展し、長期的に好転するファンダメンタルズには変わりがなく、特に構造調整のモデル転換・高度化と質の高い発展という大きなトレンドには変わりがない。3月には一定規模以上のハイテク製造業の付加価値額が同13.8%増加し、情報伝達・ソフトウェア・情報技術(IT)サービス業の生産指数は12.8%上昇し、経済の新たな原動力が引き続き急速に育っている。ここから経済成長率は鈍化したものの、質の高い発展という方向性は変わらないことがわかり、「形には変動があるが、勢いは引き続き好転している」と言うことができる。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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