中国の時代劇ドラマの注目シーンに毎回挙げられる「結婚」。劇的な演出も多く、ファンらをもん絶させることもしばしばだ。時代劇10作品の結婚の名場面を、台湾のエンタメ・美容サイトのBEAUTYが紹介している。（本記事は一部ネタバレを含む場合があります）

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1．「且試天下」のヤン・ヤン（楊洋）×チャオ・ルースー（趙露思）

まもなく最終回を迎える同作。ヤン・ヤン演じる豊蘭息とチャオ・ルースー演じる白風夕の結婚シーンがあると予告され話題になっている。記事は「豊蘭息は白風夕が自分が長年夢にまで見てきた相手だということを知らず、ファンたちは豊蘭息が事実を知るシーンを早く見たいと期待している」とし、「2人の愛情は相性抜群だ」と評した。

2．「恰似故人帰」のアレン・レン（任嘉倫）×ディリラバ（迪麗熱巴）

記事は、同作の結婚は「且試天下」とは正反対の悲惨なものだったとし、「脚本家は結婚の日に仕事をする（めでたい日に意外な展開を入れ込む）のが好きだとよく言われる」と評した。アレン・レン演じる長意とディリラバ演じる紀云禾の悲劇的な展開に、「1秒前まではめでたく結ばれていたが、次の瞬間には悲痛な別れ。これはひどすぎる！」としている。

3．「霜花の姫～香蜜が咲かせし愛～」のダン・ルン（●倫。●は「登」におおざと）×ヤン・ズー（楊紫）

記事は、「悲劇的な結婚の名場面を挙げるなら絶対に欠かせない」と本作を紹介。「実はこのドラマには何度も結婚のシーンがあるが、そのいずれもが悲劇的」だとし、最も忘れられないシーンとして、ヤン・ズー演じる錦覓がダン・ルン演じる旭鳳を自らの手であやめた場面を挙げた。自分を愛したことがあるのかと問う旭鳳に「ない」と言い放つ錦覓に、「その残酷さは新たな高みに上った」と評した。

4．「琉璃～めぐり逢う2人、封じられた愛～」のチョン・イー（成毅）×ユエン・ビンイエン（袁冰妍）

記事は同作について、「最初から最後まで残酷な展開が続く中、結婚シーンだけは珍しく甘かった」と総評。チョン・イー演じる司鳳とユエン・ビンイエン演じる褚璇璣の夜の寝室のシーンで、「この日を待ちわびたから、ろうそくの火を吹き消すのが惜しい」と言う司鳳と恥ずかしがる褚璇璣、そこから続くキスシーンと熱烈ラブラブぶりに「（視聴者は）心が揺さぶられた」としている。

5．「錦心似玉」のウォレス・チョン（鍾漢良）×タン・ソンユン（譚松韻）

記事は、ウォレス・チョン演じる徐令宜が、タン・ソンユン演じる羅十一娘をめとってからの変わりぶりが「甘い」とし、「徐令宜には数人の側室がいたものの本当に誰かを愛したことはなく、十一娘と結婚して初めて愛情を知った。それから、高飛車だった徐令宜が毎日十一娘の気を引こうとしたり、十一娘の前では無力になってしまったりする様子が本当にかわいい」と評した。

6．「周生如故」のアレン・レン×バイ・ルー（白鹿）

記事は「またしても超残酷な結婚の名場面、しかもヒロインは主人公と結婚するのではない」と紹介。結婚をしないことを誓ったアレン・レン演じる周生辰は、その後弟子としてやってきたバイ・ルー演じる漼時宜と引かれ合うが、漼時宜にも決められた結婚相手がいるという悲恋のストーリー展開。記事は「最終回は爆泣き！」と評している。

7．「祝卿好」のジェン・イエチョン（鄭業成）×ユエン・ビンイエン

記事は、紆余（うよ）曲折を経て結婚したジェン・イエチョン演じる沈宴とユエン・ビンイエン演じる劉泠だが、その結婚式は「非常に甘ったるいものだった」と説明。「結婚式が終わるや沈宴は劉泠を抱えてその場を後にし、その場にいた招待客らは目を丸くした。2人の親密さを邪魔できる者は誰もいなかった」とした。

8．「東宮～永遠の記憶に眠る愛～」のチェン・シンシュー（陳星旭）×ポン・シャオラン（彭小苒）

記事は「本作の結婚も悲劇路線だ」とし、ポン・シャオラン演じる曲小楓の運命は「本当に残酷だ」と紹介。チェン・シンシュー演じる李承鄞と曲小楓は共に記憶を失い、再び恋心が芽生えるも、互いに傷付け合い憎み合う。残酷ながらも甘美な関係に「ガラス片の中からアメを探して食べるよう」と評した。

9．「明蘭～才媛の春～」のウィリアム・フォン（馮紹峰）×チャオ・リーイン（趙麗穎）

記事は同作の結婚シーンも注目を集めたと説明。「チャオ・リーイン演じる盛明蘭はウィリアム・フォン演じる顧廷燁の『策略』によって結婚を承諾。顧廷燁が結婚初夜だというのにおなかをすかせた盛明蘭のために料理を買いに出かけた『妻甘やかし事件』が物議を醸すことになった」と紹介した。

10．「山河令」のマー・ウェンユエン（馬聞遠）×ジョウ・イエ（周也）

記事は同作の結婚シーンも「非常に残酷だった」とし、マー・ウェンユエン演じる曹蔚寧とジョウ・イエ演じる顧湘は結婚の当日に2人共が命を落とし、「結婚式が葬式に変わった」と紹介。その悲劇的な末路に、「視聴者は大いに心を痛めた」とした。（翻訳・編集/北田）