人民網日本語版 2022年5月22日(日) 17時0分
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宇宙貨物船「天舟4号」は北京時間10日午前8時54分に宇宙ステーションの「天和」コアモジュールの後部ポートへのドッキングに成功した。
宇宙貨物船「天舟4号」は北京時間10日午前8時54分に宇宙ステーションの「天和」コアモジュールの後部ポートへのドッキングに成功した。船内には有人宇宙船「神舟14号」の宇宙飛行士3人が6カ月の軌道滞在中に用いる消耗品、推進剤、応用実験(試験)装置やサンプル材料、備品・交換部品、一部のペイロードなどの物資が積載されている。
そのうち、宇宙食が全面的に最適化・アップグレードされた。神舟12号と13号の宇宙飛行士からは、宇宙ステーションで野菜の摂取を増やしたいとの希望があった。今回の神舟14号の乗組員向けに作られた専用の献立は、野菜の種類が豊富で32種に達している。
また、宇宙飛行士のため、祝日食、応援食、サプライズをもたらす「ブラインドボックス食」という3種類の特別な食品が心を込めて用意された。
祝日食は神舟14号の乗組員が宇宙で祝日を過ごすため準備されたものだ。乗組員が軌道上で中秋節や冬至などの伝統的な祝日を送る際に、月餅や餃子などは欠かせないものになる。応援食は宇宙飛行士による船外活動などの重要任務の遂行をお祝いするものだ。神舟12号の乗組員が初の船外任務を終えると、指令長の聶海勝(ニエ・ハイション)飛行士は劉伯明(リウ・ボーミン)飛行士と湯洪波(タン・ホンボー)飛行士の成功を祝うご馳走を用意した。神舟13号の乗組員は宇宙での授業を行った後、興奮した気持ちでごちそうを満喫した。ブラインドボックス食は、宇宙飛行士の誕生日などの特別な日のために用意される。これまでの飛行任務において、景海鵬(ジン・ハイポン)飛行士と王亜平(ワン・ヤーピン)飛行士が宇宙で忘れがたい誕生日を過ごした。最初のブラインドボックス食は缶詰のチーズケーキで、非常にシンプルだったにもかかわらず宇宙飛行士のサプライズになった。ブラインドボックスは宇宙飛行士の宇宙における規則正しい生活の気分転換にもなった。こうした小さなサプライズは、軌道上に長期滞在する宇宙飛行士のメンタルケアに有利に働く。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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