二つ目は「地域差」だ。「アナと雪の女王」は世界同時上映ではなく、地域によって時間差を置いて公開された。日本国内の映画作品が不作なのに加えて、早い段階からPRが行われたことも、ヒットを後押しすることとなった。海外版とは異なり、国内版の主題歌「Let It Go」を国民的スターの松たか子が歌ったことも大きい。
最後に「広い観客層」である。主題歌「Let It Go」を聴いて「自分も見てみたい」と思った子どもが急増したことで、春休みの興行成績が上昇。また、日本の女性は「シンデレラストーリー」へのあこがれが強いため、大人の女性が春休み以降の人気を下支えした。このほか、親子で何度も見に行くケースも少なくない。
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