Record China 2014年6月13日(金) 5時40分
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10日、ヒラリー・クリントン前米国務長官は回想録「困難な選択」を出版、中国の胡錦濤前国家主席や温家宝前首相の印象をつづっている。
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2014年6月10日、ヒラリー・クリントン前米国務長官は回想録「困難な選択」を出版、中国の胡錦濤(フー・ジンタオ)前国家主席や温家宝(ウエン・ジアバオ)前首相の印象をつづっている。米華字メディア・多維新聞が伝えた。
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ヒラリー・クリントン米国務長官(当時)は12年2月に中国を訪問し、胡錦濤国家主席(当時)や温家宝首相(当時)などとそれぞれ会談した。クリントン氏は回想録の中で、「中国の指導者の話は言葉遣いが正確できちんとしているが、彼らと心置きなく自由に討論しても気分があまりすっきりしない。中国の政治家は地位が高ければ高いほど決まりごとが多く、堅苦しすぎるように思えた」と述べている。
胡国家主席については、「非常に落ち着きがあって上品である」としつつ、中国で最も権力を持った人物でありながら、トウ小平氏や江沢民(ジアン・ザーミン)元国家主席のような「個人としての威厳」が欠けていると評した。さらに、「私から見ると胡国家主席は、実務経験が豊富な最高経営責任者(CEO)というよりは、クールで距離感を感じる取締役会の会長のように思えた」と回想している。
一方、中国国民から親しみを込めて「温爺爺」と呼ばれていた温首相については、「善良で情け深く、穏やかに詳しく語るというイメージを中国国内や世界に向けて発信する絶えざる努力を行っていた」としつつ、「実際には非常に鋭く、直接的だった。特に米国が金融危機の責任を負うべきであることや、中国の政策に対する批判に関して話が及んだ時には」と描写している。ただし、温首相は好戦的な人物ではなかったとも記している。
楊潔●(ヤン・ジエチー、●は竹かんむりに褫のつくり)外相(当時)については、北朝鮮の核問題や南シナ海、尖閣問題に話が及んだ際などの感想として、「中国の進歩を非常に誇りに思っている高官であり、非を認めない民族主義者(unapologetic nationalist)である」と評している。
また、「中国の指導部は米国との交流を望んでいたが、デリケートな話題には触れたがらなかった」とも記している。(翻訳・編集/HA)
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