対外貿易の「質の高い発展」における新たな歩みに踏み出した中国の貿易構造はこの10年間、絶えず最適化されつづけました。2021年には新興市場による輸出が輸出全体に占める割合は2012年比で6．2ポイント上昇しました。中西部地区からの輸出は同5．9ポイント、民間企業による輸出は同20．1ポイント、一般貿易方式による輸出は同12．7ポイント上昇しました。中西部地区からの輸出入は著しく伸び、民間企業によるけん引効果はさらに際立つようになりました。中でも自動車、船舶などハイテク・高付加価値製品が次第に、成長の新たなけん引役になりました。自動車の輸出額は2012年の2．5倍、知識集約型サービス貿易は同2．221倍にまで成長しました。サービス貿易の赤字は過去10年間で最も低い水準になりました。

同時に、中国が協力メカニズムや協力プラットフォームを積極的に改善したことで、交流・協力の効率が著しく高まりました。中でも2国間の経済貿易メカニズムは絶えず健全化されており、貿易の円滑化、投資協力、サービス貿易、電子商取引を中心とした協力メカニズムはすでに100件を超えました。また、重要な展示会やフォーラムに代表される「オープンプラットフォーム」も盛んに展開されており、中国国際輸入博覧会の開催に4回にわたって成功しました。中国国際輸入博覧会での累計成約額は2722億7000万ドルに達し、さまざまな優良な消費財と先端技術製品が導入されました。他にも中国-ASEAN博覧会、中国-ユーラシア博覧会、中国-中東欧諸国博覧会、中国-アフリカ経済貿易博覧会などの展示会やフォーラムの開催にも成功しました。（提供/CRI）