Record China 2022年6月4日(土) 12時30分
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中国のサッカーメディア・足球報はこのほど、日本から派遣されたコーチ陣が中国サッカーに大きな変化をもたらすとする記事を掲載した。
記事によると、成都サッカー協会は中国サッカー協会の会員組織の中でここ20年ほど独自路線を歩んでいる。2021年初めには中国サッカー協会に協力を要請し、日本サッカー協会からのユースチームのコーチ招へいを実現した。
「日本サッカーのユース育成の神髄を学びたい」と希望していた同協会は、日本人のコーチに、ある年齢層のチームを指導するのではなく、若いコーチたちの指導をしてほしいという要望を伝えた。
成都市はサッカーのユース大会「パンダカップ」を3度開催し、毎回日本を招待した。日本サッカー協会の田嶋幸三会長も何度か成都を訪れたという。あくまで中国の一地方からの要請ではあるものの、日本サッカー協会はこれを受け入れた。条件を満たした40人以上の監督の中から選考を行い、最終的に池谷孝氏、天野圭介氏、奥岳史氏らを推薦した。
現在、日本人コーチは成都サッカー協会トレーニングセンターで仕事をして約1年になる。現地のコーチ陣にサッカーに関する技能や理念、トレーニング方法を伝える一方で、学校でのサッカー人材の選抜やユースのトレーニング拠点の建設など、一連の事業にも携わっているという。
足球報は「日本のコーチ陣がもたらした転覆的(大きく覆す)とも言える認識の変化は、時がたてば成都サッカーの新たな上昇を促す可能性がある」とし、「これが中国サッカーの新たなスタートを促すことを願っている」と伝えている。(翻訳・編集/北田)
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