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羽生結弦は単に「カッコつけた」のではない、「神対応」に隠された真意―中国メディア

Record China    2022年6月7日(火) 11時30分

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フィギュアスケートの羽生結弦がアイスショーで見せた「神対応」について、その裏には深い意味があるとする文章が中国のポータルサイト・百度に掲載された。

フィギュアスケートの羽生結弦がアイスショー「Fantasy on Ice(ファンタジー・オン・アイス)2022」で見せた「神対応」について、その裏には深い意味があるとする文章が中国のポータルサイト・百度(バイドゥ)に掲載された。

羽生は、名古屋2日目となった6月4日の公演のオープニング直後、一人でリンクに戻ってくると膝をついて「ここが削れている」と身振りで説明。製氷のためにショーが一時中断した。この間、羽生はリンク上でダンスを披露して場をつなぎ、衣装の上着をはだけたり、腰をあらわにしたスライディングをしたりしてファンを魅了した。

百度に掲載された文章は、「この光景に多くの人は4カ月前に無数の人の楽しみと希望を閉じ込めてしまったあの『穴』を思い出した」と説明した。北京冬季五輪のショートプログラム(SP)、羽生が冒頭のジャンプで「ハマった」と語った穴のことである。

文章は一方で、「アイスショーは楽しくなければいけない。羽生はそれを熟知していたはずだ。『観客に最高の体験をしてもらいたい』『思いがけず時間を無駄にしてしまったことは、自分の努力で取り戻そう』という気持ちで、あのようなパフォーマンスに臨んだのだろう」と推察した。

そして、「この日の衣装はちょっと重いのではないかと突っ込まれていたスーツだが、中にはセクシーなノースリーブを着ていた。そして、羽生は上着をはだけて、超絶にかっこいいスライディングを決めた」「この腰のしなやかさと力強さ、線の美しさには、心から感嘆するしかない」と評した。

文章は、羽生のパフォーマンスについて「近年、観衆たちに見せた中で最高のファンサービスだった。年齢が上がれば保守的になり、若いころのアイスショーで上着を脱いだようなシーンはもう見られないと多くの人が思っている」と指摘し、2012年のグランプリシリーズアメリカ大会のエキシビションで羽生が白のタンクトップ1枚になり、場内に「羽生選手が全部脱いじゃう前に製氷に入らせていただきます」とのアナウンスが流れたことを紹介した。

その上で、「ファンにとってうれしいこの(名古屋公演での)サービスは、単に羽生がカッコつけたのではきっとない。私はこれを見て、『きっと今日しか見に来られない人もいる。見に来てよかったと思ってほしい』という彼の言葉を思い出した」と言及。「アイスショーはいつも一期一会。羽生はいつもファンたちに大きなサプライズをもたらしてくれるのだ」と伝えている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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