ロシアの希ガス輸出制限、韓国の半導体メーカーに圧力―中国メディア

Record Korea    2022年6月7日(火) 21時30分

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ロシア貿易省は2日、半導体生産に必要なネオンなど希ガスの輸出を今年末まで制限したことを明らかにした。

ロシア貿易省は2日、半導体生産に必要なネオンなど希ガスの輸出を今年末まで制限したことを明らかにした。

これに関連し、中国紙・環球時報(電子版)は6日、「この制限は、グルーバル市場での半導体の供給不足を悪化させる可能性がある。ロシアとウクライナの紛争による生産の不安定化や最近の世界的なネオン価格急騰が、韓国などの半導体メーカーに圧力をかけている」と報じた。

記事が韓国・毎日経済新聞の報道を引用して伝えたところによると、韓国の半導体業界はウクライナ戦争勃発後、ネオンガスを中国から大量に輸入するとともに半導体用希ガスを自前で確保する努力を続けている。韓国鉄鋼大手のポスコは1月、ネオンの生産設備を稼働させ、高純度ネオンの生産に着手している。サムスン電子とSKハイニックスも、中国からネオンガスの輸入量を増やして在庫を確保する形で対応し、少なくとも約3カ月分を備蓄している。

韓国関税庁によると、4月に輸入されたネオンガスの平均価格はキロ当たり1300ドル(約17万円)で前月比4.5倍値上がりした。3月の輸入ネオンガス価格は前年通年比で5倍となっていた。

韓国半導体業界と韓国貿易協会によると、韓国が輸入したネオンガスの国別比重は、中国が66.6%、ウクライナが23%、ロシアが5.3%。ロシアとウクライナの紛争により中国依存がさらに強まっている。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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