2014年6月12日、韓国・聯合ニュースによると、韓国国土交通部は11日、操縦士が安全条例に違反したとして、アシアナ航空に2000万ウォン（約200万円）の罰金と、サイパン路線の7日間の運航停止を言い渡した。違反した操縦士は30日間の謹慎処分としている。中国の航空関連情報サイト・民航空資源網が伝えた。

【その他の写真】

問題があったのは4月19日のサイパン行きのフライト。航空機エンジンの故障を知らせる警告があったにもかかわらず、操縦士はそのまま離陸した。韓国国土交通部によると、安全条例の違反で路線の運航停止の罰則を受けたのはアシアナ航空が初めて。運航停止期間はフライトの予約状況を考慮して決められる。

同部の処分に対し、匿名希望のアシアナ航空関係者は「前例のないことに驚きを隠せないでいる。国土交通部の措置は厳しいが、われわれは罰則に異議を唱えることはない」と語っている。（翻訳・編集/内山）