2022年6月12日、観察者網は、韓国海洋警察庁の警備船が中国のモーターボート1隻を拿捕（だほ）したと報じた。

記事は、韓国・聯合ニュースの報道を引用。韓国の中部地方海洋警察庁が12日、関係法律に基づき中国の5トン級モーターボート1隻を拿捕したことを明らかにしたと伝えた。

情報によれば、このモーターボートは11日午後8時に仁川市甕津（オジン）郡小青島の西側35キロの海域で不法漁労を行っていたという。船には中国人船長など2人が乗船しており、多くの漁獲装備があった。船はすでに仁川海洋警察港にまで曳航され、同庁が調査を行っているという。

この件について、中国のネットユーザーは「韓国がまた反中行動を起こし始めた」「韓国の中国に対する敵意は根深いからな」「大したことない。台湾なんてしょっちゅう拿捕してるし」「わが国も（中韓両国が自国の排他的経済水域内と主張している）蘇岩礁付近で操業している韓国船を拿捕すべきだ」「北のミサイルを南のやつらに食らわせてやれ」といったコメントを残している。

一方で「あれこれ騒ぐ前に、まずは、境界線を越えて不法操業していたかどうかをちゃんとジャッジしなければいけない」「中国国内は休漁期間だから、本当に越境していた可能性が高い」「もし事実なら、韓国をののしる理由は何一つない」という冷静な意見も見られた。（翻訳・編集/川尻）