紙のように薄い青銅器 三星堆遺跡で発見―四川省広漢市

CRI online    2022年6月14日(火) 23時40分

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2020年に発掘が再開されてから、四川省広漢市にある三星堆遺跡では新たに発見された6つの祭祀坑の考古学的発掘が最終段階に入りました。

2020年に発掘が再開されてから、四川省広漢市にある三星堆遺跡では新たに発見された6つの祭祀坑の考古学的発掘が最終段階に入りました。

このほど、7号坑から紙のように薄い青銅の器物が複数出土し、これまでに大きい器物が数多く出土した三星堆遺跡では珍しい発見です。

新たに発見された6つの祭祀坑のうち、7号坑で出土した青銅の器物は大きさが小さいものの、精緻さは決して劣ることはありません。このほど、7号坑から手のひらの大きさの青銅器が出土し、その厚さはA4サイズの印刷用紙とほぼ同じぐらいです。

専門家によりますと、中国の中原地域(中華文化の発祥地である黄河中下流域)で出土した青銅器は一般的に青銅を溶かして鋳型に流し入れて製造されることから、厚みのあるものが多く、三星堆でも大量に発見されてきました。一方で、今回7号坑で新たに出土した紙のように薄い青銅器は、熱した金属を打ち鍛えて作ったと見られ、今後はさらに金相試験などを経てその鋳造方法の謎を解いていくということです。(提供/CRI

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