Record China 2022年6月18日(土) 16時0分
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日本で台湾産パイナップルが安価で販売されている画像が台湾で物議を醸した。
東森新聞など複数の台湾メディアは15日、台湾パイナップルが日本で「100円」という値段で販売されていることに、台湾の全国公務人員協会元理事長の李来希氏が嘆息したとの記事を掲載した。
李氏はこのほどSNSアカウントで「(台湾の)スーパーに行ったら金鑚パイナップルが1玉65台湾ドル(約290円)、別の品種は1玉79台湾ドル(約350円)だった」と説明し、台湾のネット上で話題となった「日本の店で台湾パイナップルが1玉100円で販売されている」との画像に言及。「台湾人が苦労して植えたパイナップルを日本人にただで食べさせているのか」「これが両岸関係が緊張した結果だ」などと訴えた。
これに、一部の台湾のネットユーザーからは「どうりで日本は大量に購入してくれるわけだ」「どうしたらこんな価格で販売できるのか」「8割は政府が市民の血税で補填しているのだろう」「民進党はわれわれの税金を使って自分たちのメンツを買っている」といった声が上がった。
一方で、問題の画像には店のポップに「ちょっと訳あり」「完熟しすぎて芯が変色している場合があります」と小さい文字で書かれているのが写っており、これに気づいたユーザーからは「注意書きで書いてある。台湾でも熟れすぎたフルーツは特売になる」「訳あり品だよ。日本語は分からないが漢字から何となく推測できる」「変色したパイナップルも日本では1玉22台湾ドル(約100円)で売れるってことだ」といった声が出ている。
また、別の台湾のウェブサイトでも問題の画像について「日本での一般的な価格ではない。農業委員会の統計によると、日本での販売価格は1玉500~800円」「画像では、熟れすぎているため変色している可能性があることが記されている」などと説明。一方で、今年は害虫の問題や輸送に時間がかかっていることによる品質問題、供給過多などから値崩れしていることは農業委員会も認めているとした。(翻訳・編集/北田)
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