2022年6月21日、韓国メディア・マネートゥデイは、「韓国型ロケット『ヌリ号』（KSLV-2）の打ち上げ成功に対し、日本人の反応が割れている」と報じた。

記事によると、同日の午後5時10分ごろ、韓国の科学技術情報通信部は、全羅南道高興の羅老宇宙センターでヌリ号の打ち上げに成功したことを発表。これを受け、日本のメディアも関連のニュースを報じた。

記事は「隣国である日本でもヌリ号の打ち上げ結果に関心を示している」とし、「日本の主要ポータルサイトであるYahoo! JAPANでは、ヌリ号のニュースが国際分野のアクセスランキングで1位を記録。毎日新聞が報じたニュース記事には150以上のコメントがつき、同紙は『米国と中国、欧州連合（EU）、日本、インドに続き世界で7番目だ』と伝えた。産経新聞は尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領からの祝賀メッセージも報じた」と伝えている。

記事はまた、同ニュースに対する日本のネットユーザーらの反応も紹介。「ネット上ではヌリ号の打ち上げ成功を祝うコメントが目立った」とし、韓国の株価の上昇を望む声や、尹大統領の就任直後で「タイミングがいい」との意見が見られたと伝えた。しかし一方では「日本の技術力を誇示したり、韓国の初成功をけなしたりする反応もあった」とし、「韓国独自の技術で開発した」との報道を疑うコメントも多かったと報じている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「ロシアが核心技術を教えてくれず、韓国で研究して開発したのだから、『韓国独自の技術』で正しい」「韓国は既に日本を超えてるよ」「日本のロケットは、米国の物をまねただけでしょ」「戦闘機の開発も韓国の方が勝ってる」「日本はいまだに1980・90年代のバブル経済の夢から覚めていない」「韓国に対して劣等感を持っているんだね」など、日本に対する反発の声が多く寄せられている。（翻訳・編集/丸山）