21日、動画配信サービス・騰訊視頻（テンセント）によるドラマ作品の新作発表が行われ、俳優ホアン・シャオミン（黄暁明）が主演する2作品「玫瑰之戦」「潜伏者」の情報が同時に公開された。

約70作品の最新ドラマの概要が紹介された今回の発表会だが、ホアン・シャオミン主演で全40話の「玫瑰之戦」は、米ドラマ「グッド・ワイフ」の中国版とされるもの。同じく40話構成の「潜伏者」は第二次大戦中の上海を舞台に、諜報戦を描く作品。ホアン・シャオミンの大作ドラマ2作品が、配信待機作として相次いで発表されたことで、ネットユーザーからはホアン・シャオミンの精力的な活動と、作品の量産ぶりに喜びの声が上がっている。

中でも特に注目を浴びているのが、「慶余年～麒麟児、現る～」などを手がけたスン・ハオ（孫皓）監督の「玫瑰之戦」で、もともと女優のヴィッキー・チャオ（趙薇）が女性主人公を演じ、昨年夏にクランクインが報じられていた。ホアン・シャオミンとは大学の同級生で、公私共に親しい間柄で知られるヴィッキー・チャオだけに、2人の共演は期待を集めていたが、昨年8月にヴィッキー・チャオが政府当局による封殺対象となったことで「玫瑰之戦」も混乱に陥ることになった。9月には女優ユエン・チュアン（袁泉）を起用する話題が浮上していた。

21日に初公開されたポスタービジュアルでは、ホアン・シャオミンとユエン・チュアンがセンターの位置に配されており、改めてユエン・チュアンの出演が正式に明らかになっている。(Mathilda)