2022年7月7日、韓国・ニューシスは「韓国の3位の輸出国であるベトナム市場で韓国製品の最も強力なライバルは日本製品だということが分かった」と伝えた。

韓国貿易協会のホーチミン支部が5月にベトナムのバイヤーと一般消費者956人を対象に実施した「韓国および韓国製品に対する認識調査」の結果、回答者の80．3％が「韓国製品の競争力は強くなっている」と評価した。

韓国製品を代替するライバル国としては「日本（70％・複数回答）」が最も多く、米国（26％）と中国（20．7％）が後に続いた。18年の調査でライバル国1位だった中国は、当時2位だった日本に加え米国にも押され、今年は3位に後退した。

報告書は「ベトナムの所得水準が上がり、価格より品質を見て商品を購入する消費者が増えた上、低価格の中国製品に対する不信感が強まっていることが主な原因」と分析した。

また、ベトナム人の10人に9人（92．9％）が最近1年以内に韓国製品を買った経験があることも分かった。今後も韓国製品を買う考えを示した人も93．8％に達したという。

韓国貿易協会ホーチミン支部長は「ベトナムにおける韓国のブランドパワーは日増しに強くなっており、優秀な品質と洗練されたデザインをベースに韓国製品の競争力も強化され続けている」とし、「韓国企業は日本製品との差別化戦略、価格競争力の強化などを通じてベトナム市場を攻略しなければならない」と話したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「文在寅（ムン・ジェイン）前大統領は韓国を先進国にしてくれた偉大な大統領だ」「ベトナムのスーパーには韓国のお菓子やラーメンがあふれている。韓国車も意外に多いよ」「最近の消費財の多くは日本より韓国の方が高い。今は価格より品質で日本製品に勝たなければならない時代だ」「尹錫悦（ユン・ソンニョル）政権はそのライバル国に対して屈辱外交をしているということか。まったく愚かだよ」「韓国製品の偽物も出回っている。ベトナムの人たちは本当に韓国製品か確認して購入してほしい」などさまざまな声が上がっている。（翻訳・編集/堂本）