人民網日本語版 2022年7月11日(月) 6時0分
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発展する都市を選ぶ時、若者たちは何を重視するのだろうか。写真は上海。
このほど全国若者発展型都市建設テスト・県域テストリストが正式に発表された。発展する都市を選ぶ時、若者たちは何を重視するのだろうか。
谷●(グー・シン、●は金が3つ)さん(23)は大学卒業後、遼寧省から南京市に移って働き始めた。「南京は文化的な蓄積が多い都市で、最も重要なのは周りに若者がたくさんいて、自分の社交圏を広げられることだ。自分が都市を選ぶ時、主に考慮したのは雇用問題を解決できるかどうかということだった。雇用の解決を基礎として、その上でよりよい人材誘致政策や福利厚生、たとえば住宅保障などがあって、若者の後顧の憂いを解消してくれるなら、(その都市は)若者にとってより魅力を持つと言える」という。
発展する都市を選ぶ時、若者が最も重視するのは何か。中国青年報社社会調査センターのデータによれば、回答した若者の71.1%が「雇用機会」を挙げ、最も重視されていた。2位は「生活コスト」で60.8%、以下、「教育政策」(44.3%)、「定住政策」(42.8%)、「産業の発展」(41.7%)、「経済レベル」(39.8%)、「公的サービス」(32.0%)などが挙がった。
若者の発展と都市の発展を、どうやって両立させればよいか。
新疆大学の崔湘[日含](ツイ・シアンハン)さんは、「都市の環境は重要だ。環境がよければ、人々の暮らしもより快適になり、暮らしの中の幸福感を最大限高めることができる。また、都市には若者向けのコミュニティーを構築して、若者の社交圏を広げ、見知らぬ都市で暮らす若者の孤独観を軽減してほしい」と話した。
谷さんは、「都市のインフラ建設、公的サービスのレベルはとても重要だ。インフラ建設では、より多くのレジャーや活動の場所を構築し、若者が仕事の後で心身をリラックスさせる場所を用意するべきだ。公的サービスについては、ワンストップ式サービスプラットフォームを構築し、手続きプロセスを簡素化し、時間的コストを引き下げるなどして、複数の面から若者の幸福感を高めてほしい」と話した。
中国青少年研究センター青年発展研究所の郭元凱(グオ・ユエンカイ)氏は、「若者発展型都市を建設する場合、重要なことは若者に政策によって獲得感を得られたという気持ち、個人として関わったという気持をより多く感じてもらいたいこと、人生の幸福感をより多く感じてほしいということだ。若者の都市における快適な体験のレベルを絶えず向上させ、『お客様状態』を解消していき、都市に溶け込んでいるという気持ちを高める。若者が自分たちこそ都市の主人公であると心から感じられるようにすることが重要だ」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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