Record China 2022年7月12日(火) 10時0分
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ファーウェイは2023年にアルゼンチンにおける携帯電話の生産を再開する。同国市場にはその他の製品も多数投入する。写真はファーウェイの折り畳みスマートフォン・Mate Xs 2。
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アルゼンチンメディアのテラムによると、華為技術(ファーウェイ)は2019年に打ち切ったアルゼンチン国内での携帯電話の生産を、2023年に再開する。それ以外の製品についても、マーケティング関連作業を進めるなどしている。
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ファーウェイはアルゼンチン国内のティエラ・デル・フエゴフリーゾーンで2010年から2019年まで、携帯電話の製造を行っていた。同社の中南米地域の事業の責任者であるカルロス・モラレス・フローレス氏は、「数年前には事業を休止せざるをえない厳しい世界環境があった。しかし(アルゼンチンから)それほど長い期間、離れるつもりはなかった」などと述べたという。
なお、ティエラ・デル・フエゴフリーゾーンの優遇制度の適用期限はかつて2023年末日までとされていたが、アルゼンチン政府は2021年に2038年末日までに延長した。その後もさらに再延長する可能性があるという。
フローレス氏は、中国企業にとってアルゼンチン市場は極めて大切と述べた。また、アルゼンチンでの事業について、同国の規則を順守し、当局の指示に従うと強調した。アルゼンチンでの消費者向け事業を再開したのは5月第2週で、同国は発展していくと確信しており、だからこそ戻って来たという。
ファーウェイは7月初旬にアルゼンチンでの端末機器販売を再開した。また、数週間前から、同国におけるマーケティング活動の再開やスマートウオッチ2種、ワイヤレススピーカーやノートPCの市場投入を発表してきた。フローレス氏によると、さらに多くの製品を投入する可能性があるという。
ファーウェイはアルゼンチンで、同国市場にすでに投入されている機器と比べて、より新しいIoT(モノのインターネット)関連機能を持つ機器を投入する考えだ。
ただしテラムの記事は、アルゼンチン市場はサムスンとモトローラでシェアの90%以上を獲得しており、中国企業の小米集団(シャオミ)も2021年半ばに進出していることから、ファーウェイが同国市場でシェアを獲得することは、それほど楽な作業ではないとの見方を示した。(翻訳・編集/如月隼人)
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