中国軍が米艦対処時の写真を初公開、専門家「世論対応はより主導的に」―中国メディア

人民網日本語版    2022年7月14日(木) 18時20分

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中国人民解放軍南部戦区は「ベンフォールド」の違法行為をいち早く公表するとともに、現場での対処時の写真を初めて公開した。

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米ミサイル駆逐艦「ベンフォールド」が13日、中国政府の許可を得ずに、西沙諸島の中国領海に不法侵入した。同日、中国人民解放軍南部戦区は「ベンフォールド」の違法行為をいち早く公表するとともに、現場での対処時の写真を初めて公開した。環球時報が伝えた。

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今回、南部戦区は現場での対処時の写真を2枚初公開した。1枚は「ベンフォード」の全貌をとらえた写真で、艦番号がはっきり見える。もう1枚は中国艦「咸寧」から撮影した「ベンフォード」の遠景写真で、「咸寧」が「ベンフォード」を追跡・監視していたことがわかる。

軍事専門家の張学峰(ジャン・シュエフォン)氏によると、今回南部戦区が初めて中国側の米艦対処時の写真を直ちに公開したことは、中国軍の力強い対処を示すものであるとともに、現場の状況を速やかに公開することで、米側の逆ねじを防ぎ、世論対応をより主導的にするものである。写真からは、中国軍の監視の下、米艦の火砲と火器管制レーダーがいずれも初期位置にあり、操作を行っていないことが確認でき、「無害通航」であることを示す意図があるとみられる。

ある関係者によると、写真からは中国艦と米艦の距離が近いことが確認でき、これは中国側が米艦に対して有効な追跡・監視を行い、当該海域での米軍の動きをリアルタイムで把握していたことを示している。他方、中国側が主体的に写真を公開したことは、▽米国が西沙諸島の中国領海に不法侵入したという事実に疑いの余地はない▽米国が中国の主権を侵害し、国際法と国際関係の準則に違反したことに疑いの余地はない▽米艦に対して追跡・監視を行い、当該海域から出るよう警告した中国艦の措置の力強さに疑いの余地はないことを国際社会に示すものである。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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