Record China 2007年6月19日(火) 14時31分
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浙江省を流れる大河・銭塘江といえば、河が逆流する海嘯(かいしょう)で有名だ。しかしここ半年というもの、海寧市では名物の海嘯を見られず、観光客を失望させる日々が続いている。しかし最近復活の兆しが見え始めた。
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浙江省を流れる大河・銭塘江といえば、アマゾン川のポロロッカと並んで、河が逆流する海嘯(かいしょう、別名:潮津波)現象で有名だ。しかしここ半年というもの、海寧市では名物の海嘯を見られず、観光客を失望させる日々が続いている。
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原因は土砂の堆積。最近、銭塘江上流での降水量が少ないため、数十kmにわたり川底に土砂が堆積している。その厚さは2〜3mはあるとみられ、ひどいところでは河面にまで積み重なり、草が生えているところすらある。この土砂に邪魔されて、海嘯は海寧市までさかのぼって来られないのだという。***
ここ40年間で初めての事態に、このままでは海寧市では二度と海嘯を見られなくなるのではと多くの市民が不安をつのらせていた。海嘯は重要な観光資源であり、復活に向け対策が検討されていたが、実効性のある案は打ち出せずにいたという。
ところが先日、希望をもたらすニュースが飛び込んできた。最近の強い海嘯が堆積した土砂を急速に押し流しているのだという。分厚い土砂を一気に洗い流すさまはまさに壮観そのもの。このままでいけば一週間以内にすべての土砂が洗い流されるとの見通しもあり、天下に名だたる海嘯が自力で海寧市に帰ってきてくれると期待が高まっている。(翻訳・編集/KT)
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