人民網日本語版 2022年7月20日(水) 16時30分
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杭州西湖博物館総館では15日から3カ月間にわたり、特別展「国音承祚――宋六陵考古学成果展」が開催されている。
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南宋(1127-1279年)時代の都だった杭州(現在の浙江省杭州市)を治めた皇帝は主に、近くの紹興に埋葬され、陵墓群「宋六陵」を形成している。杭州西湖博物館総館では15日から3カ月間にわたり、特別展「国音承祚――宋六陵考古学成果展」が開催されている。「南宋の六陵」の考古学成果が一般公開されるのは今回が初めてのことだ。新華社が伝えた。
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展示されているのは、「南宋の六陵」から出土した、宮廷で使われていた陶磁器や瓦、石制の遺物といった文化財159点(セット)で、竜泉窯や吉州窯、景徳鎮窯、建窯といった当時の中国南方エリアの重要な磁器を焼く窯をカバーしている。また、香炉や鳳耳瓶、貫耳瓶、樽式炉、植木鉢、碗、皿、盃といった、祭祀や書斎で使われたり、日用品として使われた器物も含まれている。最も多いのは、南宋の宮廷で使われた最も代表的な竜泉窯陶磁器で、その品質も優れている。
「南宋の六陵」は、144年かけて建設され、宋の徽宗や高宗などの7代皇帝、皇后7人が埋葬されているものの、元(1271-1368年)の時代の1年目に破壊された。2013年、中国国務院は「南宋の六陵」を、第7陣の全国重点文化財保護単位に指定し、2021年には、国家文物(文化財)局の「大遺跡保護利用『第14次五カ年計画(2021‐25年)』特別計画」に組み込まれた。
浙江省文化財考古研究所は2012年から、紹興市文化財考古研究所や北京大学といった研究機関と共に、陵園遺跡内で考古学調査や探査、発掘を展開し、これまでに35万平方メートルを重点的に調査。陵園建築の1号、2号の基礎を発掘し、皇帝、后陵の古墳3基を発見した。考古学調査は現在も続けられている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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