Record China 2014年6月19日(木) 7時28分
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17日、中国人民大学重陽金融研究院の王文執行副院長は韓国の価値を分析し、「中国人が見習うべき韓国の長所は少なくとも4つある」と結論づけている。写真は北京にあるサムスンの店舗。
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2014年6月17日、中国メディア・観察者網は中国人民大学重陽金融研究院の王文(ワン・ウェン)執行副院長の韓国に関する記事を掲載した。
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1950年代には中国と同じく困窮していた韓国は、今や先進国の仲間入りを果たし、日本の自動車や電子技術、情報製品などに打撃を与えている。しかし、王執行副院長は「残念なことに、中国人は韓国に対し十分な敬意を払う気がないようだ」と指摘。中国では韓国人よりも欧米人や日本人、シンガポール人を敬い、韓国企業や韓国関連の研究も重視されていない。
そこで、王執行副院長は韓国の価値を分析し、「中国人が見習うべき韓国の長所は少なくとも4つある」と結論づけている。
1.韓国は冷戦終結後に「中所得国の罠」からの脱却に成功した唯一の新興国であり、2013年の1人当たりのGDPは2万6000ドル(約260万円)に達した。新興市場国の経済がある程度の水準に達した後、成長が停滞してそれ以上の所得水準に移行することができない「中所得国の罠」に陥る国は少なくない。現在微妙な時期にある中国は韓国が過去にそれを脱却した経験から何か学ぶことができないだろうか。
2.韓国は文化産業輸出で利益を出している数少ない国であり、文化産業がGDPに占める割合は約7%と、中国(約2%)を大きく上回っている。韓国政府は1998年に「文化立国」戦略を打ち出し、わずか10数年で大きな成果を得ている。数年前に「文化強国」戦略を打ち出した中国は参考にすべきではないだろうか。
3.韓国のハイエンド技術と最新設備は世界をリードしている。韓国は造船や電子、自動車、半導体に力を入れており、そのうち造船業は世界市場シェアの半分を占めている。アジアのコアテクノロジーの輸出国であり強国という韓国の地位こそ、産業構造の転換を進めている中国が追い求める目標ではないだろうか。
4.韓国は世界の列強国の仲間入りを果たしたいという欲望と心意気がある。国連事務総長や世界銀行総裁など多くの韓国人が世界で活躍していることを、世界に溶け込みたいと願う中国はうらやんでいる。(翻訳・編集/藤)
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