バーチャルヒューマンがライブコマース「進出」、コスト低下に期待―中国

人民網日本語版    2022年7月27日(水) 7時30分

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バーチャルヒューマンの技術は今、私たちの想像を超えるスピードで進んでいる。

バーチャルヒューマンの技術は今、私たちの想像を超えるスピードで進んでいる。中国新聞網が伝えた。

今年初めの頃はまだ、人気バーチャルヒューマン「柳夜熙」のチームがバーチャルヒューマンを作り出すサイクルは3~4カ月だったが、7月になるとプラットフォームの中で人工知能(AI)技術を利用したデジタルヒューマンによるライブコマースが「アウト・オブ・ザ・ボックス」の状態に、つまり「ダウンロードすればすぐに使え、WindowsやWordを使えればこの製品を使える」状態になることだ。こうしたバーチャルヒューマンはライブコマースの分野にも登場し始めた。

■AIデジタルヒューマンはコストをどれくらい低下させるか?

「多くの業者は、ライブコマースのライブ配信スタジオ設置コストの高さやパーソナリティーを雇うコストには必ずプロの運営チームが含まれているため、業者独自のプロ用ライブ配信スタジオを設置できないことに悩んでいる」

百度(バイドゥ)のデジタルヒューマン・ロボット業務の責任者を務める李士岩(リー・シーイエン)さんの調査研究データによれば、一線都市で優秀なパーソナリティーを1人雇うと月給は大体1万元(約20万円)前後になり、スタジオなどの費用に年間3万~4万元(約60万~80万円)かかり、合算すると毎年約15万元(約300万円)が必要だという。

一方で、創匠科技の最高経営責任者(CEO)の劉衛(リウ・ウェイ)さんも次のように計算する。チームで電動歯ブラシを販売するためのライブ配信スタジオを設置するを例にすると、ハード面のコストに最低7万元(約140万円)が必要で、これにはスタジオ代とパーソナリティーのコストは含まれていない。

新しい技術のサポートを受けて、AIデジタルヒューマンがライブコマースをして、コストを引き下げるのが選択肢の1つになった。スマートクラウドコンピューティングサービスの百度知能雲が最近打ち出したデジタルヒューマンのライブコマースプラットフォームを例にすると、同プラットフォームは極めてリアルなデジタルヒューマンによる24時間連続でのAI技術を駆使したライブコマースが実現し、コンテンツを化粧品・ヘアケア製品、ファッション、スタジオのシーンなどと任意に切り替えることもできるようになった。

李氏は、「デジタルヒューマンのライブコマースプラットフォームを応用すれば、コストを30%以上下げられるし、50%以上下げられることも可能だ」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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