粤港澳大湾区初の新型自動化埠頭が稼働開始―中国

人民網日本語版    2022年7月31日(日) 21時30分

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広州港南沙港エリア4期自動化埠頭が28日、正式に稼働開始した。

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広州港南沙港エリア4期自動化埠頭が28日、正式に稼働開始した。これは粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、マカオ両特別行政区によって構成される都市圏)初の新たに建設された自動化埠頭で、北斗測位、5G通信、人工知能、自動運転などの先端技術を集約しており、設備建設からシステムまでいずれも国産化を実現した。新華社が伝えた。

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同埠頭は珠江の河口に位置する。珠江水系内陸河川輸送ネットワークと深水海港がここで交わり、港エリア内の南沙港鉄道を通じ河川・海洋・鉄道マルチモーダル輸送を実現できる。

同埠頭には4カ所の10万トン級航洋船の係留施設及び関連するコンテナバージの係留施設がある。設計通過能力は年間490万TEU。

同埠頭は初めて開発された北斗測位自動運転スマート牽引車を導入。この小型車両はコンテナ搬送時に北斗、レーザー、視覚測位技術を利用し、磁気マーカーを必要とせず、走行ルートをより柔軟に調整できる。さらに、電力がなくなれば定位置で自動的に充電できる。

埠頭の現場で目にしたところによると、クレーンが情報システムから自動的に出された指示に基づき船のコンテナをつかみ、スマート牽引車に正確に積載した。スマート牽引車はスマートアルゴリズムにより走行ルートを自動的に計画し、コンテナを指定位置まで運んだ。ガントリークレーンが自動的に位置を合わせ、コンテナをつかみ置き場に置いた。作業全体が淀みなく流れるようだが、作業エリア内は無人だった。

中国はこの埠頭の自動化稼働を「指揮」する情報システムの完全に独自の知的財産権を保有している。広州港集団の関係責任者は、「自動化設備のハードから情報化システムに至るまで、国内の複数の企業が共同で技術の難関攻略に取り組んだ結果、31件の発明特許を含む60数件の特許を取得した」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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