日本伝統建築の専門家が造る超高級犬小屋「犬殿」が登場―香港メディア

Record China    2022年8月3日(水) 0時0分

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このほど、日本の設計事務所が伝統建築の専門家を集め、社寺建築の技術を用いて製作した犬小屋「犬殿」の受注販売を行うことを発表した。

日本の設計事務所が伝統建築の専門家を集め、社寺建築の技術を用いて製作した犬小屋「犬殿(INUDONO)」の受注販売を行うことを発表した。香港メディアの香港01が7月29日付で伝えた。

発表したのは、文化財建造物の保存修理および耐震補強設計監理、保存活用計画策定を行う株式会社文化財構造計画。「犬殿」公式ホームページによると、事前申し込みが開始するのは8月17日。9月1日以降に抽選を行い、購入交渉を行う順番が決定される。それ以降の申し込みは先着順となる。

「犬殿」は、宋の時代に中国から伝わった「禅宗様」と呼ばれる社寺建築様式を基本として設計されたもの。本体の素材はヒノキとケヤキで、高さと幅はどちらも1メートル2センチほどだ。屋根は銅板ぶきになっている。正面入り口上部には「犬殿」の扁額(建物の内外の高い位置に掛けられる額)が設置されているが、書道家の藤井碧峰氏が筆をふるったものだという。価格は税別で15万ドル(約2013万円)に設定され、別途運搬費や設置費アレンジ代が加算される。犬殿は普段お堂や社殿などの新築工事や修理工事に従事している宮大工や銅板職人が製作するため、おおよそ1年に1棟しか造れないという。

犬小屋「犬殿」

公式ホームページには「本体は素木ですので、手あかがつくと汚れます。銅板も直接手で触ると皮脂によって変色します。美しいままの状態を維持されたい方は直接手で触れないよう注意して扱ってください」という注意事項が記載されている。香港01の記事は、「この犬小屋が触られないとは保証できない。人は手を止められるかもしれないが、犬は手を止められないからだ」としている。(翻訳・編集/刀禰)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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