トヨタが英国に警告、ハイブリッド車禁止なら生産撤退も―中国メディア

Record China    2022年8月2日(火) 17時0分

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中国メディアの中国経済網は2日、トヨタが英国に警告を発したと伝えた。

中国メディアの中国経済網は2日、トヨタ英国に警告を発したと伝えた。

報道によると、トヨタはこのほど、英国政府に対し、2030年にハイブリッド車の販売を禁止した場合、英国での生産を停止する可能性があると警告した。英国は脱炭素計画の一環として、すでにガソリン車とディーゼル車の新車販売を30年までに段階的に禁止すると決めている。

ハイブリッド車については、環境性能に優れた一部モデルのみ35年まで販売を認めるとしており、業界団体や環境保護団体などとの協議を経て今年後半に基準を決める方針だが、最も効率的なプラグインハイブリッド車を除く全車種が禁止される見通し。

記事は「トヨタは他メーカーに比べて電気自動車(EV)への移行が進んでいない」と指摘。トヨタが昨年、英国政府に対し、ハイブリッド車などの販売が30年に終了すれば多分野に影響が及ぶとして、規制を強化しないよう呼び掛けていたことを伝えた。

一方で、専門家からは「すでに傷ついている英国の自動車業界にとってトヨタを失うことによる損失は甚大だ」との声も出ていると説明。英国では昨年、ホンダやボクスホールが工場を閉鎖したことを紹介した。

記事は「トヨタは英国で第4の自動車メーカーであり、21年にはカローラ12万4918台を含む85万9575台を英国で生産した。トヨタは、カローラがEVを購入する余裕のない消費者に低排出ガスの代替品を提供していると主張している」とした。

なお、英運輸省の担当者は「クリーンな空気とグリーンな雇用を促進するという世界をリードするコミットメントの中で、35年までに英国で販売されるすべての新しい自動車から排出ガスをゼロにすることを約束する」とした上で、「自動車メーカーおよびサプライチェーンは、よりクリーンな自動車への移行に極めて重要な役割があり、今後も業界と緊密に協力して将来的な放棄を策定していく」と述べたという。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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