中国とアフリカの協力に関する米国の発言について、中国外交部の汪文斌報道官は9日の定例記者会見で、「米国が何を言っているかは重要ではない。重要なのは、アフリカの人々が中国とアフリカの協力をどのように見ているかだ」と指摘しました。

南アフリカを訪問中のブリンケン米国務長官はメディアに対し8日、「米国は、各方面に米国と中国のどちらかを選ばせようとしているのではなく、ただ真の選択肢を提供したいだけだ」と述べました。

これに対し汪報道官は、「南アフリカの外相がブリンケン国務長官との共同記者会見で、アフリカ諸国にはさまざまな国と関係を構築・発展させる自由があると述べたことに中国は注目している。アフリカの世論調査団体『アフロバロメーター』の報告書によれば、回答者の66％がアフリカにおける中国の政治的・経済的影響はプラスだと考えている。われわれは、米国がアフリカ諸国と国民の考えに耳を傾け、それを尊重し、盗人猛々しいごまかしを二度としないよう希望する。中国は一貫して真実と誠実の理念、義と利の正しい観念を堅持し、アフリカ人民と運命を共にし、アフリカ諸国との相互尊重、共同発展を引き続き堅持していく。米国に本当にアフリカを支援する気があるならば、自国の対アフリカ戦略を他国の対アフリカ協力を封じ込め、攻撃する道具として利用するのではなく、実際の行動で示すべきだ」と指摘しました。（提供/CRI）