日本の「梅酒」が香港女性に人気=現地でセミナーを開催し、日本の商品と“文化”を輸出

Record China    2014年6月19日(木) 17時58分

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和歌山の酒造大手で梅酒約35種類を製造販売する中野BCは、ウメの収穫シーズンで漬け込み時期である6月21日に、中国・香港で同社の梅酒杜氏による梅酒の漬け込みセミナーを開催する。写真は梅酒杜氏の山本佳昭氏。

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和歌山の酒造大手で梅酒約35種類を製造販売する中野BC(海南市)は、ウメの収穫シーズンで漬け込み時期である6月21日に、中国・香港で同社の梅酒杜氏(とうじ)による梅酒の漬け込みセミナーを開催する。同社が海外で梅酒の漬け込みセミナーを行うのは今回が初めて。

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今回のイベントの狙いは、梅酒が香港女性の間で人気となりつつある中、商品だけでなく、梅酒を家庭で漬け込む“文化”そのものを輸出し、茶の間での定着を図ること。セミナーは日系スーパーマーケット「シティスーパー」の一画で行われ、香港人および香港在住の日本人を対象に、20人の参加を見込んでいる。

漬け込むウメは地元のブランド品種である和歌山産の、収穫したばかりの「南高梅」。漬け込むお酒も日本の焼酎を使用。講師を務めるのは、仕込んだ梅酒が梅酒コンテストで日本一に輝いた経歴を持つ同社の梅酒杜氏、山本佳昭氏。伝統的な仕込み方法やおいしく作るコツとその科学的な解説、漬け込んだウメを取り出すタイミングや取り出したあとの活用(調理)法、梅酒を使ったカクテルのレシピ、効能など、梅酒の魅力を余すところなく伝える。

JETRO日本貿易振興機構)と国税庁が2013年10月にまとめた「日本酒輸出ハンドブック〜香港編〜」によると、香港女性に人気のある日本のお酒は「梅酒」で、香港経済新聞は現地ラグジュアリーモールの日本居酒屋には各都道府県47種類の梅酒を置く店もあると紹介しており、梅酒機運の高まりに期待が集まっている。(編集/内山)

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