Record China 2022年8月17日(水) 21時0分
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中国版ツイッター・微博で17日に「中国侵略日本軍はかつて慰安婦に和服と下駄の着用を強要していた」とのワードがトレンド入りした。写真は南京利済巷慰安所旧跡陳列館。
中国・江蘇省蘇州市で、和服姿で写真を撮影していたコスプレイヤーの女性が警察に強制連行された騒動が物議を醸す中、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で17日に「中国侵略日本軍はかつて慰安婦に和服と下駄の着用を強要していた」とのワードがトレンド入りした。
騒動は今月10日、同市の「日本風情街」と呼ばれる淮海街で起きた。女性が日本アニメのキャラクターのコスプレという浴衣姿で撮影をしていたところ、警察官に取り囲まれて叱責を受けた上、「挑発行為」との名目で連行された。
この騒動について、ネット上では当初、女性を擁護する声が多く、中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報の元編集長である胡錫進(フー・シージン)氏も「周囲への配慮が必要」としながらも「警察官の取り締まりには法的根拠がない」「和服の着用を禁止すべきではない」などと述べていた。
ところが、17日に中国共産主義青年団(共青団)の微博アカウントがある文章を転載。同文章は「日本の和服を着る中国人女性たちは忘れないでください!」と題するもので、かつて旧日本軍の慰安婦だったという女性が「和服を着たり、下駄を履いたりすることや、日本語や日本の礼儀を学ぶことを強要された」と証言したことが、旧日本軍の「残虐な行為」と共に記されている。
共青団のアカウントは「侵略戦争期に、日本軍は中国の女性を強制的に慰安婦として徴用した。被害者の回想によると、和服を着せられ、下駄を履かせられたという。日本軍に蹂躙(じゅうりん)された女性は、上は老人から下は子どもまで、殺害された人は数えきれないほどだ。日本軍国主義が中国人民に対して筆舌に尽くしがたい罪を犯したことを、忘れてはならない!」と訴えた。
中国のSNSではこれまで、論争になる日時や場所を除けば和服の着用は認めるべきとの意見が大半だったが、今後は和服への批判がさらに高まる可能性もありそうだ。(翻訳・編集/北田)
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