CRI online 2022年8月22日(月) 5時30分
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中国の気象衛星「風雲3号D」がここ数日間で観測した地表の高温部を示すデータを通じて、ここ最近の「高温天気」(最高気温が一定温度に達すること)の変化を見ることができます。
中国航天科学技術集団第8研究院の風雲4号衛星統括主任設計士の范頴婷氏は、「今回の高温に対するリアルタイム観測は、風雲2号G、風雲3号C、D及び風雲4号A、Bによって実現できた」と紹介しました。
風雲2号と風雲4号は静止気象衛星で、地球の自転周期と同じ周期で公転し、特定の地域に対して持続的に観測ができます。今回の高温観測を実行した風雲3号は極軌道気象衛星で、静止気象衛星と補完し合いながら、より包括的で詳細なデータを得ることができるということです。
極軌道気象衛星は南北両極を回りながら地球全体の観測を行うもので、地球との距離が比較的近く、観測の精度もより高いため、今回はこの極軌道気象衛星を頼りに、高温の範囲、強さ、持続時間といった高温天気の変化の過程を観測することができました。
「風雲」シリーズの気象衛星は現在7基が軌道上にあり、互いに補完し合いながら一連のデータを把握しており、それらのデータは各地の防災展開の根拠として利用されています。(提供/CRI)
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