2022年8月21日、中国のポータルサイト・百度（バイドゥ）に、「どうして多くの人が日本車を自家用車の第一選択とするのか」とする文章が掲載された。以下はその概要。

総じて、日本車は品質の発展を大きな方向性としている。トヨタはそこからさらなる改良を重ね、ホンダはエンジンの開発にウエイトを置き、日産は快適性に強みを持つ。その一方で、走り心地、パワーといった点ではドイツ製に劣り、特に高速走行時におけるシャーシの安定性の向上が待たれる。

日本車の発展の歴史は欧米ブランドほど長くなく、高級車分野が不足している。その代わり、日本の自動車はローエンドな自家用車戦略によって世界市場を占有してきた。非常に保守的な技術、街乗りに特化した設定、東洋人好みのテイスト……多くの中国人が持つ車選びの条件にマッチし、飛ぶように売れたのである。

多くの日本車はドイツ系、フランス系に比べて燃費がいい。燃料価格高騰の折、燃費の良さは大きな節約になる。そして、故障率が低いことも日本車の大きな強みだ。

価格、ブランド、品質という3方面において、日本車はバランスが取れている。日本車を選択することは完璧な選択ではないかもしれないが、非常に合理的な選択なのだ。（翻訳・編集/川尻）