羽生結弦さんが多くの記者から愛される理由=「礼儀正しさ」だけじゃない―中国メディア

Record China    2022年8月23日(火) 18時0分

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中国のポータルサイト・百度に21日、フィギュアスケーターの羽生結弦さんのファンであるコラムニストが、羽生さんが受けた個別取材は記者に対する「試験」だったとする文章を掲載した。

中国のポータルサイト・百度(バイドゥ)に21日、フィギュアスケーターの羽生結弦さん(27)のファンであるコラムニストが、羽生さんが受けた個別取材は記者に対する「試験」だったとする文章を掲載した。

文章は、今月10日に行われた公開練習の後に、羽生さんが25社に上るメディアから5分間ずつの個別取材を受けたことに言及。「これほど多くのメディアに見られながら生活したり、トレーニングしたりするのは、見ているだけで冷や汗をかきそうなことだが、羽生さんにとっては日常だ。そして、プロ転向後の彼は、逆にメディアをテストしているとも言えるほどだ」とした。

そして、「羽生さんがこのような対応をしたきっかけは現役時代の取材にある。当時メディアの取材を受けるのはミックスゾーンがほとんどだったが、記者たちはそれぞれに質問を準備していることが多く、一つ一つ対応するのは難しかった」とし、「ファンたちのニーズに全方位的に応えるのと同じように、メディアの必要性を熟知していた彼は、記者たちのためにこのような超効率的な連続インタビューを手配したのだ」と説明した。

その上で、羽生さんが練習後のインタビューの際に「それぞれの媒体で『各社さんの羽生結弦』を書いていただけたらうれしい」と語っていたことや、2016年のインタビューの際に「ちょっと違った質問」を報道陣に要求したことに触れ、「改めて考えると、彼が25社にインタビューの機会を与えたのは、まるでメディアに対し『試験』をしているようだった」とした。

文章は、「果たして各社の羽生さんのインタビュー記事は、それぞれに方向性が異なっていた。わずか5分という時間の中で独自の、視点の異なるインタビューになっていた。(羽生さんは)各メディアへの色紙に別々のメッセージをつづった。そして何より、短期間にこれだけの大作(インタビュー)を量産したのである」とし、「各メディアの記者たちはこの試験にハイレベルな成績を残し、採点者の羽生さん自身も相当満足しただろう」と述べた。

そして、各社のインタビューの背景を、例を挙げて紹介した上で、「なぜ記者たちはそんなにも羽生結弦を愛しているのかとの疑問がよく提起される。取材時の口数の多さ、写真の美しさ、優しさ、礼儀正しさなどが理由だが、さらに重要なのは自分が高みに向かって突き進み前進していく一方で、彼は常に周囲の人たちを引っ張っていっているということだ」と指摘。「記者たちについても同じで、羽生結弦を取材するプレッシャーが記者たちを進化させる原動力になっている。彼のおかげで、より良い自分になれる。そんな取材対象を、愛さずにいられるだろうか」と結んだ。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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