CRI online 2022年8月26日(金) 19時50分
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中国はこの10年間、各地の農村部で多くの飲用水安全保障事業に関するプロジェクトを実施してきました。写真は中国の農村部。
「民以食為天(民は食をもって天となす=食は何にも増して大切)」と言われていますが、その「食」より優先すべきものは「水」です。
中国はこの10年間、各地の農村部で多くの飲用水安全保障事業に関するプロジェクトを実施してきました。
これは中国北西部の甘粛省臨夏東郷族自治県の衛星写真です。この10年間、現地では浄水所10カ所と圧力を調節する貯水池603カ所が建設されました。送水管の総延長は7200キロ以上に達しました。今ではきれいな水が地元の30万世帯以上に届けられ、ロバで水を運んだり穴倉に水を溜める要はなくなりました。
寧夏ホイ族自治区の固原山間部では、ケイ源県のダムから送られた水を、ポンプステーション6カ所を経て200階の高層ビルに相当する600メートル以上の高さに揚水することで、230キロ離れた村に住む約700人の村民が、いつでも自由に水道水を使えるようになりました。
このような農村部における飲用水集中供給プロジェクトは全国50万カ所以上で展開されてきました。
中国北部の内蒙古自治区オルドス市杭錦旗でも、もう水不足に悩むことはなく、牛と羊の飼育にも水を十分使っています。中国中部にある湖南省湘西保靖県では水が確保されたことで、特産品の桃やホンカンゾウの花のつぼみを乾燥させた「金針菜」などの特産品関連の産業が活発になりました。南西部の貴州省の山奥の格頭村は、水不足問題が解決されたことで、村民は観光業で生計を立てられるようになりました。
中国ではこの10年間で、農村部の水使用の形態が歴史的な変化を遂げ、貧困人口の飲用水の安全問題が抜本的に解決されました。農村部における水道普及率は84%に達しました。(提供/CRI)
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